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スポーツ内科

スポーツ内科とは

スポーツ内科とは、運動やスポーツに関連して生じる内科的問題の予防と治療を行う診療科です。代表的なスポーツ内科疾患には、スポーツ貧血、運動誘発性喘息、オーバートレーニング症候群、続発性無月経などがあります。特に運動中の息切れや倦怠感、パフォーマンス低下、疲労骨折の既往がある方は、受診を検討してください。
神戸市灘区にある本庄医院では、アスリートやスポーツ愛好家の皆様のスポーツ内科的問題を解決し、パフォーマンスの向上安全な競技継続をサポートします。
ぜひお気軽にご相談ください。

どのような方が
スポーツ内科の対象?

当院では、部活動に励む小中高生から大学生、プロアスリート、さらには趣味として運動を楽しむ中高年の方まで、幅広い年代と競技レベルの方を対象としています。

年齢・職業

  • 運動部に所属する学生
  • プロや実業団所属で活躍するアスリート
  • 社会人ランナーなどのスポーツ愛好家
  • 健康増進を目的に運動に取り組む中高年の方

など

スポーツの競技

  • 陸上競技、マラソン、トレイルランニング
  • 自転車
  • 水泳
  • スケート
  • 野球
  • サッカー
  • バスケットボール
  • バレーボール
  • ホッケー
  • テニス
  • バドミントン
  • 卓球
  • ゴルフ
  • 体操

など

スポーツ・運動の頻度

  • 学校の部活動に励んでいる
  • スポーツの名門校やプロを目指している
  • 日本代表を目指している
  • マラソン大会で自己ベストを更新したい
  • 趣味としての運動を安全に長く続けたい

など

スポーツ内科で診る症状

このような症状は
ありませんか?

スポーツ内科 症状 息苦しい
  • 動悸、息切れ
  • 咳、息苦しさ
  • 疲れやすい
  • タイムが伸びない
  • パフォーマンスが落ちている
  • 練習についていけない
  • 今までできていた練習ができない
  • 筋肉のつり、脱力
  • 無月経
  • 疲労骨折をした

など

アスリートは高い身体能力を持っているため、目立った症状が出ないことがあります。例えば、いつも通りのトレーニング量をこなせていても、スポーツ貧血によって持久力が低下し、レース終盤に失速してしまうケースも考えられます。疲労骨折をおこした背景に利用可能エネルギー不足があるかもしれません。パフォーマンスの低下や気になる症状がありましたら、一度スポーツ内科を受診してみましょう。

スポーツ内科の受診の目安

スポーツ内科の受診の目安

アスリートの方は、一般の方に比べて心肺機能や身体能力が高いため、症状が目立ちにくいという特性があります。そのため、パフォーマンスの低下や記録の伸び悩み、練習についていけないと感じた場合、疲労骨折をした場合、健康診断で精密検査が必要と指示された場合は、前述の症状がある場合は、明確な症状がなくてもぜひ当院へお越しください。

スポーツ内科で診る病気

スポーツ内科で診察する病気には、以下のようなものがあります。

スポーツ貧血

スポーツ貧血は、動悸や息切れなどの症状が現れ、パフォーマンスや持久力の低下を引き起こします。主な原因は、鉄の欠乏や相対的エネルギー不足によって全身に酸素を運ぶヘモグロビンが減少することです。
治療の基本は食事療法で、鉄欠乏による貧血の場合は必要に応じて鉄剤を服用します。
ただし、鉄は過剰に摂取すると心臓や肝臓、神経などに沈着し、臓器障害を引き起こす可能性があるため、原則として鉄剤の注射は行いません。
定期的に血液検査を行いながら、鉄剤の量を適切に調整します。相対的エネルギー不足に伴う貧血の場合は、食事量の増量が必要です。
当院では管理栄養士・スポーツ栄養士による適切な食事指導介入を行い、貧血の改善・パフォーマンス向上を目指します

運動誘発性喘息

運動誘発喘息は、運動時に息切れ、咳、喘鳴などの喘息症状が引き起こされる病気です。
特に屋外の競技や乾燥した冷たい空気を繰り返し吸うような競技で起こりやすく、陸上、サッカー、自転車、スキー、スケート競技のアスリートに多く見られます。
治療としては、運動前に気管支拡張薬を予防的に吸入することが効果的です。また、喘息発作の誘発因子を避け、準備運動や整理運動をしっかり行うことも大切です。

オーバートレーニング症候群

オーバートレーニング症候群とは、過剰なトレーニングの繰り返しでパフォーマンスが低下し,容易に回復しなくなった慢性疲労状態と定義されています。
パフォーマンスの低下はすぐには改善が見込めず、回復まで数ヶ月かかることもあります。一流アスリートの5%〜64%が経験すると報告されています。
症状は多岐にわたり、運動パフォーマンス低下のみのこともありますが、様々な症状を伴うことが多いです。抑うつ気分・意欲消失・食欲低下・不眠・不安・集中困難といったメンタルの症状に加えて、動悸、息切れ、全身倦怠感、立ちくらみ、血圧上昇、筋肉痛、疲労回復遅延などが挙げられます。
治療の基本は休養であり、症状が重い場合には数ヶ月間の完全休養が必要になることもあります。
トレーニング再開後は、運動強度を徐々に上げながら、数ヶ月かけて競技復帰を目指します。抑うつ状態や不眠が深刻な場合には、抗うつ薬や睡眠薬を服用することもあります。

視床下部性無月経
(女性アスリートの三主徴)

参照元:https://w-health.actibookone.com/content/detail?param=eyJjb250ZW50TnVtIjo0MTYwOSwiY2F0ZWdvcnlOdW0iOjI2MDl9&pNo=116

3ヶ月以上月経がない状態を続発性無月経と呼び、放置すると骨が脆くなる(骨粗鬆症)原因となります。
主な原因は利用可能エネルギー不足であり(low energy availability)、これらの「利用可能エネルギー不足」・「視床下部性無月経」・「骨粗鬆症」を女性アスリートの三主徴(Female Athlete Triad: FAT)と呼びます。
すべての始まりは利用可能エネルギー不足であり、食事療法で十分なエネルギーを摂取することが治療の基本となります。
ただし、15歳になっても初経が認められない場合は、婦人科を受診することをおすすめします。

骨粗鬆症・疲労骨折

骨粗鬆症を含めた女性アスリートの三主徴を有する場合は、疲労骨折のリスクを高める要因となります。
特に、10代で1年以上無月経を経験している場合や、低体重で極端な体重制限を行っている場合は、骨粗鬆症のリスクがさらに高まります。
そのため、運動量に見合ったエネルギーを十分に摂取することが重要です。
男性アスリートでも、相対的なエネルギー不足がある場合(後述のRED-S)は女性アスリートと同様に疲労骨折のリスクが増加します。

スポーツにおける相対的
エネルギー不足(RED-S)

スポーツにおける相対的エネルギー不足(Relative Energy Deficiency in Sport: RED-S)とは、身体的成長やトレーニングによる消費エネルギーに対して、食事による摂取エネルギーが不足した状態を指します。
前述のFATを男性アスリートまで拡大した概念です。
相対的なエネルギー不足により、免疫力の低下・胃腸障害・抑うつ・貧血・疲労骨折などの全身症状だけではなく、持久力低下・パフォーマンスの低下・集中力の低下・判断能力の低下など、様々な問題を引き起こす原因となります。
「目立った症状はないけれど、なんとなく調子が悪い」と感じる場合、その原因がエネルギー不足であるケースは珍しくありません。
治療としては、エネルギー摂取量の増加や、トレーニング内容の見直しを行います。

スポーツ心臓

スポーツ心臓とは、長期間にわたって高度なトレーニングを続けてきたアスリートに見られる心臓の軽度拡大や肥大、徐脈、不整脈、心電図の異常などが認められる状態です。
スポーツ心臓は治療が必要な病態ではなく、高度のトレーニングに対する心臓の適応現象であると考えられています。
ただし、心電図異常や心臓肥大の中に重篤な心疾患(肥大型心筋症や心室性不整脈など)が隠れていることもありますので、健康診断やメディカルチェック等で何かしらの異常を指摘された際は、お気軽にご相談ください。

不調を感じたら、
当院のスポーツ内科へ相談を

当院では、スポーツ分野に精通したスペシャリストによるチーム医療を提供しており、地域の基幹病院やクリニックとも密接に連携しています。
スポーツ内科で診る症状は多岐にわたるため、豊富な人材と広いネットワークを活かし、お一人お一人の症状に合わせた治療を提供しています。
パフォーマンスの低下や記録の伸び悩みを感じている方は、ぜひ当院のスポーツ内科にご相談ください。

診察のご予約の流れ

当院ではWEBサイトから来院のご予約ができます。
※ご予約はお電話でも可能です。

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