当院の訪問診療・往診について
神戸市灘区にある本庄医院では、医療機関への通院が難しい方や、がんなどの病気で自宅療養を希望される方を対象に、定期的にご自宅を訪問して診察、検査、治療、処方、予防指導を行っています。原則として、午前の診察が終わった後に訪問します。また、在宅療養中に急に体調が悪化した場合は、緊急で患者様の自宅に訪問する往診も行っています。
訪問診療や往診をご希望の方は、どうぞお気軽に当院までご連絡ください。
訪問診療と往診の違いとは?
訪問診療と往診は、どちらも通院が困難な患者様のご自宅で医療サービスを提供する方法ですが、その目的や実施方法に重要な違いがあります。それぞれの特徴を理解することで、患者様やご家族の皆様が最適な在宅医療を選択できるようになります。
訪問診療の特徴
訪問診療では、医師があらかじめ診療計画を立て、定期的に患者様のご自宅を訪問して診察、検査、治療、処方を行います。通院が困難な方への疾病治療を継続的に行います。
また、在宅での看取りも対応いたします。訪問看護ステーションと連携し24時間対応を行います。
往診の特徴
往診では、在宅療養中に急に体調が悪化した際に、患者様ご本人やご家族からの要請を受けて、医師がご自宅を訪問して診察や治療を行います。
訪問診療の対象者
訪問診療の対象となる条件は、お一人で通院できないことです。
- 足を悪くして、家族の助けがないと外出できない
- 病状や全身状態が悪く、通院が難しい
- 近くにサポートしてくれる家族がいなく、高齢の夫婦だけで病院へ行くのが難しい
- 寝たきりのため通院ができない
など
上記のような状況で通院が難しい場合は、訪問診療を検討されることをおすすめします。
訪問診療の対象範囲
訪問診療が可能な範囲は、当院から半径16km以内で、片道30分以内で訪問できる地域になります。
訪問診療をご希望の方は、まずはお電話でご相談ください。
訪問診療での診療内容・治療
訪問診療で対応可能な診療内容や処置・検査には、次のようなものがあります。
診療内容
- 定期的な診察
- 在宅緩和ケア
- 24時間体制の対応
(訪問看護ステーションとも連携します) - 必要に応じた往診
- 在宅でのお看取り
など
治療・処置
- 点滴、注射
- 中心静脈栄養、中心静脈カテーテルの管理
- 経管栄養管理
- 在宅酸素・人工呼吸器の管理、気切カニューレの交換
- 胸水穿刺、腹水穿刺
- 尿道留置カテーテルの管理
- 人工肛門の管理
- 褥瘡処置、創傷処置
- 血液検査
- 尿検査
- 超音波検査
- 重症心不全の管理、緩和ケア
- がん末期の緩和ケア
- 在宅でのお看取り
- 脳卒中後遺症、パーキンソン病、
脊髄損傷、などの神経疾患の管理 - 認知症の管理
- 処方箋発行
- 診断書や指示書の発行
など
訪問診療・往診を受けるには
訪問診療ご利用の流れは以下の通りとなります。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
1ヒアリング
まずは当院へご連絡ください。患者様のご状態や生活環境、ご要望などについて詳しくおうかがいします。
2説明・相談
訪問診療の内容や頻度、費用などについて詳しくご説明いたします。ご不安な点やご質問にもお答えいたします。訪問診療の利用が決まったら、開始時期を調整します。
3契約手続き
訪問診療の開始をご希望の場合、必要書類にご記入いただきます。保険証や介護保険証のコピーなど、必要な書類をご用意いただきます。
4訪問開始
医師や看護師が決まった日時に定期的にご自宅を訪問し、診療を行います。緊急時には、事前に受けた説明に従って連絡を取り、対応してもらいます。
訪問診療・往診の費用
訪問診療は、健康保険や公費などの適用が受けられます。そのため、交通費はかかりません。ただし、お薬は院外処方となるため、薬剤費は別途必要になります。交通費は別途必要になることがあります。ケアマネジャーと連携を行い、介護保険も使用します。
具体的な費用は、ご加入中の保険の種類や自己負担割合、初診・再診、診療を受ける場所、訪問回数、診療内容などによって異なります。詳細については、お気軽にお問い合わせください。
費用の目安
(ご自宅での訪問診療の場合)
利用 回数 |
1割負担 | 2割負担 | 3割負担 |
---|---|---|---|
1回/月 | 3,500円~ | 7,000円~ | 10,500円~ |
2回/月 | 6,000円~ | 12,000円~ | 18,000円~ |